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2019年4月3日付 重大インシデントの発生について

2019/04/03

 

 

とさでん交通株式会社

代表取締役社長 片岡万知雄

 

さる平成31年3月25日(月)、弊社路面電車軌道線の伊野線朝倉停留場〜朝倉駅前停留場間において、単線区間進入手続きの失念による重大インシデントが発生いたしました。

今回発生した事象を受け、対象車両にご乗車されたお客さまをはじめ、県民の皆さま、その他関係各位に対し多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

また平成28年11月17日にも同様の重大インシデントを発生させており、短期間に2度発生させたことについては弁明の余地はなく、重ねてお詫び申し上げます。

弊社は、前回策定した再発防止策が十分に機能せず再発に至った今回の事案を重く受け止め、原因究明を徹底的に行うとともに、実効性のある再発防止策に全社を挙げて取り組み、お客さまに安心してご利用いただけるよう、全力で信頼回復に努めていきます。

今後の対策につきましては、監督官庁である国土交通省運輸安全委員会等関係機関の指示・指導に基づき、詳細等が決定次第改めて公表します。

 

なお、毎年5月3日に開催しております『電車の日のイベント』につきましては、再発防止策に全力で取り組んでいるところから、今年は開催を取り止めることに決定いたしました。

ご来場を楽しみにしていましたお客さまにつきましては重ねてご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解とご容赦を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

【重大インシデントの概要】

 

○発生日時:平成31年3月25日(月) 午前11時47分頃
○発生場所:とさでん交通伊野線 朝倉停留場〜朝倉駅前停留場間
○対象車両:文珠通発 伊野行き 下り第333車両(1両編成、ワンマン)
○負傷者:ございません


《重大インシデント発生の経緯》

  • 対象車両が行き違いを行う朝倉停留場において、単線区間に進入する際に必要となる通票を対向車両から受け取ることを失念したまま車両を出発させた。
  • 対象車両の運転士は前方の朝倉交差点に対向車である上り第332車両に気づいて停車。
  • 対向車両も朝倉交差点に差しかかる手前から対象車両に気づき、安全確保のため交差点内で停車することを回避。運行管理者の指示で安全確保しながら対象車両に接近し停車した。
  • 停車時車両間距離が約37メートルであった。


《対象車両・対向車両のお客さま》

  • 対象車両:8名
  • 対向車両:4名


《重大インシデント発生後の対応》

  • 対象車両を所定手続きにて桟橋車庫に回送し、運転を再開。
  • 四国運輸局へ当該事案を直ちに報告。国土交通省運輸安全委員会の調査官、四国運輸局の係官の派遣を受け、現地調査を実施。